2015年12月29日火曜日

盛岡公演ダイジェスト映像

盛岡公演のダイジェスト映像ができました。





本当に様々な方に支えられ、無事に昼夜の2回公演を満員で終えることができました。スタッフやご来場いただいた方をはじめとしてこの公演に関わってくださった全ての方、本当にどうもありがとうございました。未熟ながらもこんな人間が踊っているという事実を目撃し、少しでも何かを持ち帰っていただければ幸いです。そういう意味では私がしているのはダンス公演ではなく人間動物園なのかもしれません。


獣医学的観点からいうと動物園はただ動物を見せるという目的のもとに運営されているわけではりません。動物について知ってもらったり、保全活動を啓蒙したり、研究機関としての役割もあります。そういう意味での人間動物園とも言えます。


というわけで飛ぶように過ぎていく年の瀬にいろいろなことを考えています。


そろそろ本当に突き抜けないといけないなと思います。
この映像が完成してから公開するのにもかなり時間がかかってしまいましたが、一区切りということでここに表明。


いい意味で自分を閉じ込めて、さらにどんどん変化していくつもりです。
自信と身勝手さを体の適切な部分に盛り付けていかないと、と強く感じる年末です。
突き抜けた完熟トマトになりたい。


本年も応援してくださる皆様のおかげで頑張れました。
未熟ながらも、獣医師でありダンサーという体をもった自分をしっかり見つめていき、常に全力で還元していく所存です。
来年も山手清加をどうぞよろしくお願いします。


山手清加

2015年12月26日土曜日

Festival neuf neuf

Festival neuf neufというコンテンポラリーダンスフェスティバルの一環でパフォーマンスをしてきました。


フェスティバルのフライヤー


隣町のCugnauxという街の文化センターで展示されているインスタレーションのなかで一時間程度のパフォーマンスをするというもの。


まとめ役は元フォーサイスカンパニーのダンサーで振付家のニーナ・バロン。
とってもパワフルなお姉さんです。


いろいろなアイディアの渦にのまれそうになりながらも皆でまとめあげた最終的なものはお洒落なニーナらしいポップな一面をもつものになりました。


このパフォーマンス、テーマはDéambulationといって徘徊やそぞろ歩きという意味をもつフランス語。というわけでメディアテークやロビー、展示室、外と所構わず駆け回り、文化センターの施設もしっかり紹介。こういう目的のもとにダンスを使ってもらえるのはとてもいいことです!子供が笑ってくれるのを見て自分も楽しかった♪


Photo by Pierre Ricci










端に立っているのがニーナ


  
メディアテークではしゃぐ3人


ブーン♪


2015年12月21日月曜日

ジャンヌとリオネルとのクリエイション


女優でもあり演出家としても活動しているJeanne Candel、そのサポートで俳優のLionel Gonzalezとのクリエイションがひと段落しました。あとは来年に持ち越し。本番は1月14日から17日、トゥールーズです。


今出ている公演情報はこちら。
また今度ちゃんと告知します!




演劇の演出家がダンサーと一緒に作る作品ということで、演劇かダンスかということはもはや関係なく皆んなであれやこれやと探索中です。自分の知らない潜在的な領域も含めて、それぞれができることをやる。




ジャンヌとリオネルとのクリエイションは材料を体からひねり出してこねてパンの中につめるような、そんな時間でした。ほとんどのクリエイションがそうなのかもしれないけど。



深い部分を汲み出すのは私たちしかいなくて、そんな中ご飯食べる時間も惜しんで毎日毎日スタジオにこもってました。



右にちらりとうってるのがジャンヌとリオネル。左は最近金髪にしたポールくん。



思いついたことなんでもやる。全部やる。ということで特に鮮度が大事なアイディアに限っては全部出し切って今年のCDCの活動を終えました。アイディアは来年に持ち越したくない。



そんな中考えていたのはアイディアの鮮度と取り出すタイミング。深さを探る時間と、アイディアを熟成させる時間との見極め。



考えすぎた結果、頭でっかちになってはいけないなと思います。今年最後の発見は動物であること、でした。



結局全部動物なんだ。
動物でなければいけない。



最後の一滴までひねり出したアイディアは最高!というものにはならなかったけど、今年最後にすごく大切なことに気付けました。



広い意味でも狭い意味でも自分がどこにいるのか、そういうことは本当は関係ないのかもしれない。常識は常識なようでただの思い込みだったりします。発想の転換でひたすら突き抜けたい。





頂いた貴重な冬休みは普段できないことをたくさん勉強しようと思います。モチベーションは高いっ!!



といいつつ合間を見て近所をお散歩。澄んだ空気と太陽を浴びて気持ちよかった♪ 

2015年12月13日日曜日

ブリジットのワークショップ

引っ越して一ヶ月、やっと我が家にインターネットを導入することができました。
何をするにも時間のかかるフランスですが、いろんな人にまた助けられて生活をひとつずつ整えていってます^^


更新しない間に色々な講師のワークショップが過ぎ去っていきました。パフォーマンスもいくつかしました。少しずつまた記録していきたいと思います!


というわけで今年度一番最初のワークショップはブリジット。

一年前にこの研修がはじまったときの、一番最初のワークショップもブリジットでした。今年は一段と深い内容にパワーアップしたものを消化。去年ほとんどフランス語がわからない中で受けていた内容も、今は少しわかるようになっていてこんな小さなひとつひとつのことで時間の流れを実感。


今回一番感動した瞬間は輪郭についてわかったとき。何が輪郭を描くのか。空間なのか身体なのか感覚なのか意識なのか。身体が何をしようとしてるのかは知らないけど私が何をしているのか、すべてをはっきりと言葉で説明できる、そんなダンス。


感覚は失われていくものだけど、ジャムにして保存しておきたくなるような、いつまでも忘れたくない、心地よくてクリアな感覚でした。


彼女のダンスには赦しがあります。でも体を甘やかすだけでなく、同時にちょっとした負荷もあります。それでも大丈夫。悲しみも苦しみも静かに受け入れて味わう、そんなじとっとしたダンス。世の中いつもいいことばかりじゃないよね。


自分と見つめ合う時間をゆっくりとってくれた彼女に本当に感謝。それ以降自分のダンスに身体が戻ってきたかんじがします。自分を赦して解放される身体たちはそれだけで本当に美しい。人が踊っているのを見ていて感動で泣きそうになるのをこらえる日々でした。


そんな彼女のアパルテのときの写真をいくつか。
Photo by Pierre Ricci 






ここでいっつも泣きそうになってた
年の瀬でバタバタと過ぎてく日々ですが皆さんからだに気をつけて!
それではではーーーー

2015年10月7日水曜日

CDCってなに?


いよいよCDCの新学期がスタートしました。


一年経って少しずつわかってきたこともあるので、今日はCDCって何?私は一体フランスで何をやっているの?ということに触れたいと思います。








CDC:Centre de développement chorégraphique

日本語では公立振付開発センター、公立振付推進センターなどと訳されています。


一言でいうと、国と地方自治体により連携運営されているアーティスト支援や振付活動の推進を目的とした機関です。


現在フランスには9つのCDCがあり、私が通っているCDCトゥールーズはフランスで一番最初にできたCDCなんだとか。



正確には学校ではないので

・ダンスに関する教育普及プログラムを考えて実行
・ダンスのアーカイブ管理
・作品制作およびリサーチのサポート、上演活動の促進
・ダンスフェスティバルの運営
・次世代を担うダンサーの養成プログラムの実施


なんてこともしています。


この最後の「ダンサー養成プログラムの実施」にあたるのが私が受けているフォーメーション。職業研修です。



私が受けているのは1、2週間おきに交代する講師のワークショップを2年間毎日受けまくるというもの。


このプログラムでは自治体から援助を受けながらプロフェッショナルの研修を受けることができます(援助はヨーロッパ人であることが条件)。セレクションがあり、オーディションの末に12人程度の研修生が選ばれます。


1年目が終わって2年目に次の人たちが入ってくることはありません。つまり基本的に2年間、常に12人のチームで研修を受けることになります。


とはいっても朝のレッスンはオープンなので近所のダンサーやサーカシアンがやってきます(トゥールーズはサーカスが盛んなのでよくサーカシアンに出会います!)。午後のワークショップもオープンの場合は登録をすれば研修生と一緒に受けることができます。


扱いとしては自治体でインターンをしているダンサー、というところ。正確には学生ではないんですね。ここがややこしくてよく学校、学生というワードを使ってしまうんですが・・・。


なのでレッスンを受ける以外にもいろんなことをします。フェスティバルのお手伝いや、子供向けのダンスフェスティバルがあるときはその期間中に近所の小学生にむけてアトリエをしたり。微力ながら地域への文化普及活動のお手伝いもしているわけです。


今年は2ヶ月に一回ほどのペースでアパルテという一般公開の日があります。
これは公演ではなく、一体2週間講師とどんなことをしていたのかな?ということをみなさんにお見せする機会です。


ちなみに今年のアパルテのプランニングはこんなかんじ。お近くの方、旅行で南仏へお越しの方、よかったらちらりと覗いてみてください。無料です!


✳︎日付、講師の順

【2015年】
10.30 Brigitte Asselineau
12.4   Muriel Corbel

【2016年】
2.19   Serge Ricci
4.29   Sophie Perez&Xavier Boussiron
5.20   Mark Lormier


地域の人が文化的なものに触れる機会をつくり、ダンサーにも経験の場所を与える。前も書いたけど、フランスはこんな風にお互いにとって有益な場所を見つけて実行するのが上手だなと思います。よいものは柔軟にどんどん取り入れよう精神。見習いたい。)

 
ということで研修2年目がはじまりました。今年は振付家や演出家との本格的なクリエイションもあります。盛りだくさんになりそうですが楽しみたいです( ´ ▽ ` )





2015年9月30日水曜日

伝えるということ

この夏故郷盛岡に帰ってひとつ変わったことがあります。


それは絵に対する認識。盛岡には絵描きさんが多いということがわかりました。そして絵をみる機会も。そしてそんな中で県内外の絵描きさんとお話しする機会も多かった。


絵はダンスと違って自分が作っているものを肉眼で確認しながら作っていくことができます。描いているものを客観的にみることはきっと絵描きさんにとっても難しいことなのかもしれないけど、ダンスは自分が動いているため動いているその瞬間に肉眼で自分を確認する術がないのです。感覚と想像の世界。


絵を見てなんだか心動かされることも増えました。瞬間的な切り取りを時間をかけて作っていく独特な作業は素敵です。絵の色合いや質感がその周りに静かに流れる時間を可視化しているような空間が好きで小さい頃から美術館によく行ってました。



絵に限らずどんな作品にもエネルギーがつまってて、明確なものだったり気持ち悪かったり複雑だったり希望的なものだったり色々なんだけど。何よりも大事なのは自分の世界を完全に作ることだなーとつくづく思います。


自分に自信を持てとはたぶんそういうことで、そうしないと込められるべきエネルギーが放散されてしまうんだな、と。エネルギーの良し悪しを決めるのはそれを見ている人であり、好みによるのです。だから実はエネルギーの種類は問題ではないのかもしれません(もちろん何を込めるかは自問自答が必要です)。たぶん大事なのはエネルギーの込め方なのです。


といろんなことをほにゃほにゃ考えながら思います。発信するということは私にとってとても辛い作業です。身を削る作業です。それでもなんか、伝えたいことがあるんだよなーーー。それでもってその伝え方を一生懸命考えています。


伝えるということに慣れたい。そんな日来ないか。笑



そんなことを考える日々の思いつきで、ツイッター等で言葉にして消費しているエネルギーを違うものに込めようと思って絵日記をはじめました。


結構続いていていいかんじ^^






部屋探しも順調です。あと一歩な気がします。
内覧のハシゴで疲れて公園でバタっと休憩してしまった日。



2015年9月24日木曜日

日常

トゥールーズはすっかり秋めいて肌寒くなってきました!



ポン=ヌフから見える景色。秋晴れ!



前も書いたんだけどフランスで一番好きな季節は秋。色合いが薄いけど、紅葉もちゃんとしてます。銀杏のにおいも。冷たい空気とあったかい太陽のもとでココアなんかを飲んでいると癒されます。



さて、トゥールーズに帰ってきてからずーーーっと家探しをしています。


気になった物件に電話をかけるのも最初は緊張してどもっていたんだけど(カタコトだし、相当怪しかったと思う)だいーーーぶ慣れてきました。


アパートが借りるのがとても大変なフランス。ものすごい競争率なのでいい物件はその日のうちに80件以上の問い合わせが来て数日内、時には当日に決まっちゃいます。当然その中で外国人の私はとっても不利なわけですが。なるべく対等にがんばっています!!



どれくらいきついかというと、

ネットで確認できる情報が200件以上
そのうち妥協して自分が住めそうな物件10件、いい物件は3件
30通メールして返事4通
20件電話して内覧の約束ができる物件1件


とりとめのない数字ですがだいたいこんなかんじ。毎日毎日これを繰り返します。



毎日インターネットで情報を集めては電話、メール、SMS。午後は気になる地域の不動産屋さんを足で回り、内覧の約束にこぎつける日々。



前回の引越しではほぼ一件も返事もらえなかったし、電話なんて言語道断だったし、フランス語も全然できなかったし、わからないことだらけで今の家の鍵を手にいれるのがやっとでした。それに比べると大きな進歩。。ほっ


もちろん知り合いのつて等でもっとスルっと決まっちゃう人はいるんだと思うんだけど。
私はこうなのでしょうがない。


アパートや親切な不動産屋の情報をくれたり、どんな家がいいか聞いてもらったり・・・本当にいつもこうして人に支えてもらいながら頑張れています。ありがたい。


フランスの新学期は9月。よいアパートは学生が既に住んでしまっています。というわけで今の時期は最もアパートが少ない時期でもあります。



今の家を出なくてはならない日まで一ヶ月きってますが、運命の部屋があると信じて。粘ります!いろんな部屋を見に行くのもちゃっかり楽しんでます。笑



普段行かないようなところにも行くので素敵な通りを発見したり。





家探しの合間に癒されるのはやっぱり料理。


というわけで先日は念願の豆腐作りにチャレンジ!!



大豆を1日つけて、つけ汁とともにミキサーへ。それを煮ます。
すごい泡!!!そしていい匂い♪



これをこして、残ったのがおから。絞ったのが豆乳。



おからちゃん。


この豆乳から豆腐を作ります。今回はできたうち1ℓの豆乳を使いました。
温めて、


にがりを入れるとこんな感じになります!この浮いているのを固めたのが木綿豆腐。


じゃーーーんっ



300gの大豆からできた豆腐、おから、豆乳。
こーんなに!大豆ってすごい。





大量のおからができたので、

おからサラダ



おからのおやき



写真はないけどおからと米粉でバナナケーキ


などなどいろんなおかずに大活躍でした!



豆乳からも豆腐は作っていたんだけど、大豆から作ったのははじめて。


大豆から自分で作った豆腐って本当においしい!!感動しました。




友達に預けていたこちらも無事に帰ってきました。一人と一匹、楽しく元気にやっております。







2015年9月19日土曜日

表現者向けワークショップ

最近演劇や演劇的ダンスと触れることが多くて、実は「演ずる」ということにもそう遠くない場所にいます。今年は演劇の演出家さんとのクリエイションもあります。



そんなこんなで今の日本の演劇についてもっと知りたいと思いっていた矢先。友人の役者さんがお稽古の真っ最中だというので見学させてもらえないかお願いし、稽古場へお邪魔させていただきました。


受け入れてくださったのはカワサキアリスのみなさん!川崎を中心に地域に根ざした演劇をしているグループです。






身体的演劇も目指している彼ら。ご要望をいただきこの機会にダンスのワークショップをすることに!


他にもミュージシャンの方にも参加いただいたため、表現者向けに演技や演奏に生かせる内容をと思い


言葉と身体のつながり
身体の動きの幅
身体が頭から足まで繋がっている感覚
すべての空間を意識すること


を知ってもらえるようなメニューにしました^^
早速ワークショップ 後のお稽古でも生かしていただけた様子。
こうやって自分のやっていることが少しでも誰かの役に立つのは嬉しいことです!


身体や声で遊ぶこと。そして一緒にワークをしていて、俳優さんやミュージシャンはプロポジションの視点がダンサー達とはまた違って面白い。
気づいたら自分がいろいろ勉強してました。


カワサキアリスのみなさん、貴重な機会をいただきどうもありがとうございました。


ちなみに彼らの演技がどうにも私は好きで、なぜか見ているとじわじわと涙が出るんだよなぁ。役者さんも中から湧き出るうま味が大事なんだね。


カワサキアリスについてもっと詳しく知りたい方はこちら。


2015年9月15日火曜日

シアター21フェス

無事にトゥールーズへ帰ってきました!すっっかり遅くなっていたいろんな報告を少しずつしていこうと思います〜


まずは東京は神楽坂にて。シアター21フェスのご報告。



20人以上の友人が来てくださり、本当に感激でした。
数年来の再会もありました。
お越しいただいた皆さま、そしてセッションハウスの皆様、アドバイスをくださった方々、本当にどうもありがとうございました!



感動すると同時にもっともっと高みを目指さないと、という気持ちもありました。




ソロでできることやできないこと。
私がやりたいことや伝えたいこと。
私ができることとできないこと。


色々なことが見えてきてやってよかった。東京で踊ることにも意味がありました。



これからもこのQuiet Roomはどんな形になるかわからないけど、もっともっと掘り下げ続けたい、そういう気持ちで本番を終えることができました。


ソロならではの孤独と戦うことで何が生まれるか。こういう作業が、今やるべきことなのかなーっと思った7月あたまでした。



東京ではいろいろな再会もありました。




まずは恋い焦がれたラーメンと再会!これこれ、って顔。




気の知れた友達とも。銭湯行って相変わらずのくつろぎ具合。我が家では風呂上がりはオロナミンC。




シアター21フェス後。吹奏楽部時代の友達先輩も!




書ききれないけど他にもたくさん。有意義であっっという間の東京でした。



次回は川崎でのワークショップ編。






2015年8月29日土曜日

国際パフォーマンス学会

22日に盛岡公演、無事に終了いたしました。たくさんの方にご来場いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にどうもありがとうございました。



お伝えしたいことはたくさんありますが、その時のお話はまた今度写真と一緒にゆっくり語らせてください!



というわけでほっとしたのもつかの間、今度は青森にきてます。



今回青森に来たのは国際パフォーマンス•スタディーズ学会(Performance Studied international, PSi) でプレゼンテーションするためです。



舞踏の土方巽、寺山修司、そんな東北出身のアーティストに焦点をあてたこちらの学会。



舞踏や文芸、演劇分野に限らず様々なパフォーマー、学者、劇場関係者の方などが集合し、濃ゆーい味のあるアットホームな環境です。



私はその中で東京、盛岡でも踊ったQuiet Roomをパフォーマンスします。



Quiet Roomは思考の中。盛岡でもそうでしたが、所が変われば空間と思考のマッチする場所をみつけてその都度ほぼゼロから構成し直し。



変化の激しい作品ですが、常にベストの状態で見て欲しいから。自分も細胞のように変化しているから。



やりたいこと、伝えたいことから逃げてはいけない。伝えることの怖さから逃げてはいけない。そこに自分を留める作業がQuiet Roomの構成作業です。



不可抗力で作品が回っていくのも面白いです。どんなに否定しても、深層心理は消すことはできない。私がダンスになる。強くなります。




これ、東京で食べた濃ゆーい味のあるアットホームなかんじのラーメン。この学会まさにこんなかんじ。笑 見た目はもっとさらっとしてるけど。


全てを楽しもう。いってきまーす


2015年8月11日火曜日

げいじゅつ

げいじゅつに触れたい。


ということでおとなのための美術ワークショップに参加してきました。



スライムで絵を描いたよ!









まぜてーー




触ってーー




楽しむ偶然の美しさ!




計画された美しさより思いがけない美しさが一番美しい瞬間だったりして。




ダンスもお絵かきもいっしょなんだね。



ちなみにわたしが受けたワークショップはこちら。


Propさんのこどもびじゅつ部おとな部。

その活動日誌をみてて思い出したのが、大学時代に友達と"巨大な何かを作りたい!!!"と言って大きな布に絵の具で描いた巨大世界地図。




何にでも理由が必要な世の中。何かを作るきっかけなんて


"なんかデカいもんを作りたい!"


実はそんなものでいいんだよなたぶん。





ちなみに巨大な◯◯、いろいろ候補はありました。


巨大折り鶴


巨大プリン



その時候補に挙がったのが、


巨大スライム。



結局作ったあとどうするの?という話になって断念したスライム。まさかここで挑戦できるとは。そしてこんな使い道があったとは。笑





18日のワークショップも、誰もが生まれた瞬間から一緒にいるからだを再発見する時間になればなぁと思いながら準備中です。こどももおとなもね。


詳細はこちら
http://shizukayamate.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html


こどもの方にはスペシャルゲストが来てくれるかもしれません。
詳細決まってきたら告知します!


今回はおとなもこどもも、ダンスっぽくないプロセスを通じてダンスをしようと思ってます。どなたでも参加できます^^

というより、ダンスってもともと誰でもできるものなんだよな。
嘘偽りなく。

というわけで、皆様のご参加をお待ちしております♪



2015年8月6日木曜日

盛岡ワークショップ情報

盛岡でワークショップをします!


「からだとリズムであそぼう」小学生以下対象
ダンスと密接な関係にあるからだとリズムであそびながら、自分だけのダンスを作ります。正解なんてない。思いついたこと全部が正解!


「まっすぐ立とう」一般(中学生以上)対象
ヨガを取り入れたウォームアップをした後に脱力や自分のからだを認識するためのエクササイズを通してまっすぐに立つことを目指します。毎日一緒に過ごすからだを認識することで日常のちょっとした動作がぐんと楽になります。



日時 8月18日(火)
   小学生以下  13:30 - 14:30
   一般     19:30 - 21:00

場所 岩手県公会堂11号室
料金 500円


ダンス経験不問。未経験の方大歓迎!
経験者の方にも満足いただける内容となっております。
みなさまのご参加お待ちしております。



お問い合わせ・ご予約

Cyg art gellery
岩手県盛岡市内丸16-16 大手先ビル2F


2015年7月27日月曜日

PV完成

フランスのパンクポップバンドThe ShapersのPVに参加させていただきました♪





馬ヅラで。笑





THE SHAPERS オフィシャルサイトはこちら↓




撮影はSUM41やGreen dayなどのPVも手掛けているマヨル。



撮影時にどんなものが欲しいのか、何がどうなればOKなのか、ハッッキリとわかっていて瞬時に判断する彼の仕事はまさにプロフェッショナルでした。





撮影現場の風景もめちゃくちゃ綺麗で感動!





この撮影に関われてよかったです :)



Shapers, パリで日本のガールズバンドスキャンダルズと対バンしたり、この夏にもアジアツアーをしたりと頑張ってるみたいです。




いつか日本でもライブしたいと言っていた彼ら、応援してねん!





2015年7月18日土曜日

出演情報


山手清加×hajime 


この夏念願の盛岡で!ベルリンを拠点に世界30都市以上で演奏してきたピアノパフォーマーのhajimeさんとパフォーマンスします。フランスで実際に出会った奇跡の不思議強烈体験を元にしたこの企画、いろんな方に支えられて準備中でございます。


2015年8月22日(土)
 ①開演14:00-(受付開始13:30-)
 ②開演19:30-(受付開始19:00-)


大人(中学生以上):2,500円
小学生:1,000円
幼児:無料(保護者同伴) 


会場・ご予約
Cyg art gellery
岩手県盛岡市内丸16-16 大手先ビル2F


詳細はこちらの特設ページをご覧ください。




2015年7月3日金曜日

ソロ告知と1年目無事終了!


お久しぶりの更新ですー。年度末でバタバタバタバタ、帰国前でバタバタバタバタしておりました。


そしてそして、7月に日本で踊ります!神楽坂セッションハウスでソロ作品。お会いできることを楽しみにしております!



【Thrater21 fest. 101夏】

日時: 7/12(日) 18:00〜

場所: 神楽坂セッションハウス

料金: ¥2000 (チケットをお求めの際は私まで直接ご連絡ください)

アクセス:東京メトロ神楽坂駅より徒歩1〜2分


______________________

てんてこ舞いの生活の中、毎日踊って私が見つけたものや見つめ直したもの。そこから詰めては削り作りは壊し、ちょこまかと奮闘中です。



私の他にも様々な背景を持った6組の方たちがそれぞれの作品を踊ります。


ダンスやってない人も、やってる人も、是非みにきてほしいです。今広がるダンスシーンを楽しんでほしいです。



日曜日の夜、お時間があったらQuiet Room, 思考の中へ是非お越しください。


神楽坂でお待ちしております。


________________________





おかげさまでCDCでの研修が無事に1年終わりました。



まっすぐ立つということを知り、



自分の意思で歩くことを学び、



見て、開くということをほんとにほんとに毎日して、



自分の体のメンテナンス方法をみつけて、



歌って演じてしゃべって踊って泣いて笑って怒ってヨガして太極拳して踊って、




何言ってるかわかった?と聞いてくれる友達のおかげでちょっぴりフランス語も上達し、




今年一年のプログラムを毎日すべて全力で終えることができました。



今年一年支えてくださった皆さん、本当にありがとうございます。



これを少しでも還元できるよう、日本でこの夏少しずつ踊っていきたいと思います!



少しずつ告知しますのでよければチェックしていただければ嬉しいです^ ^



今後とも山手清加をよろしくお願いします。



©Pierre Ricci 


写真は本年度最後のアパルテ(一般公開)より。クッションで即興中。



日本に帰るのが楽しみです。どんな出会いがあるかな!最近食べたいのは唐揚げ定食と塩辛。ビールだね、夏だね。



2015年6月4日木曜日

引っ越し再び


フランスにきて7回目の引っ越し。何度やっても不本意な引っ越しの虚しさには到底勝てそうもありません。涙





手伝ってくれる友達、大丈夫?と声をかけてくれる人、そんな人たちに囲まれて頑張って荷物をすべて運び入れました!本当に皆さんありがとう。



これから再び配置する作業が待ってますが楽しんで片付けていきたいです^ ^
再び心機一転、快適な家を目指して一歩一歩進んでいこうと思います!



引っ越しに当たって物に執着するこころについて色々と考えてました。家だけじゃなく、服や食べ物家具などすべてのものたち。



自分に不可欠なものってなんなんだろうな。




最近友達が"組み立てられたものの中で生きている人たちはみんな幸せじゃなかったからそれに気づいた時から自分に組み立てられたものをひとつひとつ取り外していってシンプルになる作業をはじめたんだ"と話していました。




結構余計なことばっかりしてるけど私もシンプルになりたいな。



どうしても人と何かするのが好きだからそういう関係のものも増えていくんだけどね、たこ焼き機とか。笑 



というわけで引っ越しの一句。

ひとりきり引っ越し重ねて今やもう
荷ほどきを待つ荷物もしずか





爆睡のすばる
おやすみ〜

2015年6月2日火曜日

満ち時

フランス語でレポートのようなもの書いてます。ぷはー



1年前は数字の数え方も人に質問をすることもままらなかったのになぁ。人間気合入れればなんでもできるんだな。



ふぅ、と思って言葉以外にも1年前は知らなかったことがたくさん見えてきてることに気づきました。



1年前はオーディションすら受ける前で、自分がフランスに残れるかどうかもわからなかったし、ダンサーになれるかどうかもわからなかった。ダンスの世界だって知識もなく情熱しかなくて今よりかなりぼんやりとしてた。



オーディションに受かってなかったら日本に帰って獣医師になってたかもしれない。



フランスでの生活のことも毎日が発見の連続で、慣れることのない複雑な手続きや書類書類、電話電話の日々も



なんというかちょっと最近不運続きで参ってしまってたけどすべてが感謝すべきものなんだよな。




フランスに残れるかなんて今だってわからないけど日々できることをやるしかないんだよな。



気合を入れてやるには感謝が必要で、勉強だってコツコツが必要。




ちょっと弱気になってましたが立ち直れそうです。死ななければ大丈夫なのだ。



明日もがんばるぞーーーう






これ、友達が和風朝ごはんをみんなで食べるからおいでーーって言って誘ってくれた時の写真。お茶漬けとねこまんまが混ざったような、ありそうで見たことのない朝ごはん。朝からお刺身たべておいしかった!私はお漬物作っていったよ。



こちらがシェフの調理場!



何が満たされてるかとか満たされてないとかどの人も絶対あるはずなんだけど、そのポイントを自分で見極めるのが自分の役目なんだろな。



今日は月が綺麗です!
おやすみなさい。




2015年5月31日日曜日

ぼれぼれぼれろとあるあるあるび

トゥールーズ近郊の町アルビでのボレロ、無事に終了です^ ^



これでボレロはひと段落。最後にこのような機会をくださった方々に感謝!ありがとうございました。











(以上全て©Pierre Ricci)









アルビは先日友達と訪れた街。その時も絶景だったけど今回も晴天絶景!!




どうやら青少年センターのような雰囲気で、高校生たちやダンサーに見てもらうことができました。高校生にとっても、私たちにとってもよい機会。




フランスはこんな風にお互いが高め合える場所を見つけるのがうまいなぁと思います。そしてそれを実行する場所がちゃんとある。いいことだよね、ほんと。




これ、そこで撮った最近のお気に入り。笑




楽しい仲間に囲まれて幸せです。今週も乗り切ったぞーーーう